【いじめ問題】いじめられっ子の女の子が復讐した話
これは僕が小学校6年生の時のお話しです。
とある一人の女の子がクラスの女子グループからいじめを受けていました。
具体的には悪口を直接言われたり、仲間はずれにされたり、机やノートに落書きをされたりしていたようです。
いじめの原因としては、「ぶりっ子で男子とよく喋っているから」という何ともくだらない理由でした。
ただ、僕から見たらその子は、全くぶりっ子とは感じませんでした。
更に言うなら普通の人が見てもおそらくぶりっ子とは感じないだろうなと思います。
ただ、思春期の女子グループから見たらぶりっ子に見えていたのかもしれませんね。
このぐらいの年齢ってちょうど男子と女子で妙に意識しあって話さないみたいな感じあるじゃないですか?
その時期にそのいじめられっ子の女の子が男子と喋っているのが気に食わない!って子達が出てきてもおかしくはないですもんね。
また、なによりその子は顔が可愛かった!
ゆえに男子がチヤホヤしていたって部分が少なからずありました。
これもいじめられる原因の一つとしてあったのではないかなと思います。
というか大部分がここなのかな。おそらく。
今考えると小学生の女の子でも嫉妬ってするものなのだなあと怖くなってきました。
なんにせよいじめて良い理由なんて一つもありませんがね!
ただ、結局のところその子に対するいじめは小学校卒業まで終わることはありませんでした。
え?いつ復讐してたのかって?
その復讐に気付いたのは、僕が大学生の夏休みの時でした。
その時僕は、久々に小学校の卒業アルバムでも見てみようかなと押し入れから卒業アルバムを引っ張り出し一から読んで行きました。
すると卒業文集のページにたどり着きました。
みんな色々書いてて面白いな~と懐かしんでいるとその当時いじめられていた女の子の卒業文集のページが目に留まりました。
正直女子達の卒業文集に関してはさほど興味がなかったので、スルーしていたのですが、なぜかその子のだけは読んでみたくなり、読み始めました。
その子の卒業文集は、朝その子が学校に登校した時の様子から語られ始めます。
どうやらその子が朝教室に向かうとその子の机の下には沢山の消しカスが落ちており、机に何かを消した跡が沢山残っていたそうです。
その子が周りの人に聞くとどうやら中傷の落書きがしてあったそうで、男子のグループが朝気付いてみんなでそれを消してくれた。ありがとう。といった内容でした。
正直よくこの内容で卒業文集を提出したなーと。また先生もよく通したなと。
卒業文集って親も見るものでしょうし、かなり勇気のいる行動だったと思います。お互いに。
これっていじめていた方からしたら卒業文集が最悪なものになると思います。
なんせいじめていた事実が文章として自分の手元に一生残るわけですから。
将来自分の子供や夫に堂々とその卒業文集を見せられないですよね。
僕の中では、彼女は立派にいじめられっ子達へ復讐できたのではないかなと僕は思います。
まぁ、実際は彼女には復讐なんて気持ちはなく、ただ男子に感謝の気持ちを伝えたかっただけなのかもしれませんけどね。