ねぎログ

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漫画「GE~グッドエンディング~ / 流石景」を全巻読み終わったのでレビュー

先日「GE~グッドエンディング~ / 流石景」を全巻読み終わったので、この漫画を読んで感じたことを書いていきたいと思います。 

 

 

 

 

あらすじ (Amazonより引用)

大好きな『テニスコートの君』・晶(しょう)先輩を、遠くから見つめているだけで大満足だった、ドヘタレ男子・内海聖志(うつみ・せいじ)。しかし、そのことがクラスメイト・黒川雪(くろかわ・ゆき)にバレたことで片思いで良かったはずの恋が、急速に動き出す!! 恋に臆病な男子が、GE(グッドエンディング)にたどり着くことはできるのか!? 女心を知りたい全男子に送る、恋愛成就バイブル!!

 

よく恋愛漫画界にあるヘタレな男子が強気な女子と恋に落ちるテンプレラブコメだろうなと思って読み始めたのですが、全く違いました。

 

実際の中身はドロドロ、ギスギスの恋愛劇でした。 

 

 

全巻読んでみての感想

 全16巻あり、それを僕が全巻読み終えたということで面白かったのだとは思います。

 

僕はつまらない漫画は途中だろうが読むのをやめるタイプなので。

 

ただ、この漫画を他人におすすめするかと言われたらなんともなぁ、、、、と言ったところでしょうか。

 

というのも全体を通してキャラクターへの感情移入が全くできない事とストーリー自体に納得感が無い事が多かったのです。(各キャラの行動パターンなど)

 

マガジンのラブコメってそういう邪道的のものが多い傾向がありますね。

 

それとそもそもラブコメで16巻もってものすごく長く感じてしまうんですよね。

 

「ワンピース」や「ダイの大冒険」のような冒険物であれば世界が変わったり敵が変わったりで飽きがこないのですが、ラブコメの場合は基本的には敵(ヒロイン)も世界(学校)もほぼ変わらないわけじゃないですか?

 

正直結構早く話進んでくれないかなと思った事が多々ありました。

いらない話も結構あったと思うので、、、、

 

やはり人気があったので、終わりにできないような事情もあったのでしょうね。

 

 

 

この作品の主人公は、この全16巻の中で二人の女性の事を好きになるわけなのですが、その二人共に処女じゃありません。

 

舞台は、高校で二人共高校生なので、現実の世界では別に珍しいことではないと思うのですが、漫画の中でぐらい夢を持たせてくれよと男の僕は思ってしまいました。

 

僕は、漫画のヒロインの女性というのは清廉潔白、純真無垢でいてほしいと思っています。

 

理由として漫画は、僕にとって某テーマパークと一緒で夢を与えてくれるものだと思っているので、そこにリアリティーは必要ないと思うんですよ。

 

とはいえそのリアリティーが漫画にとって必要でそれが上手く漫画に作用しているのであれば諦めもつくんですが、この漫画に関しては、正直その設定が活かされているとは思えなかったので残念でした。

 

主人公の初めてが大事なもの、、、、?

作中で主人公の初体験シーンがあるのですが、そこでのやり取りに違和感を覚えました。

 

ヒロイン「緊張してるの?」

主人公「そりゃするよ だって昌(ヒロイン)が俺の初めての人になるんだから」

ヒロイン「聖志君の初めての人になるって聞いてすごく嬉しい」

僕「wwwwww」

 

ヒロインの二人共に処女ではないというリアリティーを持たしておきながら男子は絶対言わないだろうセリフを持ってくることに僕は笑ってしまいました。

 

もしかするとこの漫画の作者の方って女性だったりしないのでしょうか?

調べていないので、わからないのですが女性が考えたセリフという感じがします。

 

大体が男性の場合そんな初めてがどうとか気にしないと思うんですよね、、、。だからこのセリフには違和感を覚えました。

 

もしかしたらこういうロマンチックな感じの男子もいるかもしれませんけどね。

 

 

 

 

この漫画の一番の魅力はヒロインの二人

この魅力を最後まで読めたのはヒロイン二人の魅力ゆえだと思います。

 

どちらのヒロインも個性豊かで人間味あふれるとても魅力的なヒロインでした。

 

照れる仕草や主人公に惚れている際の表情などとても丁寧に書かれており、こんな子達と僕も付き合いたいなと思えるぐらいでした。

 

少し古い言葉になってしまいますが「萌え」を感じました。

 

おそらくこの漫画は、話の中身よりもこのヒロイン二人のおかげで読めたっていう部分が大きいのではないかと感じました。

 

話自体は、あまり印象に残るようなものではありませんでしたが、この二人のヒロインは僕の漫画人生の中でも心に残ったキャラクター達でした。

 

 

 

最後に

読み返してみるとほぼ批評みたいになってしまいましたが、なんだかんだレビューを書けたということは、僕の中で何か心に響いたものがあったのだと思います。

 

ラブコメに興味のある方は、読んでみてはいかがでしょうか?